手術
うちの親父が手術をしたらしい。
それは今日の昼頃で。無事に終わったと母から連絡があった。
今日、事務所の前に犬がいて、遊んでいたら余りにもこの間逝った
弟に似ていて泣きそうになった。
すごく天気のいいお昼なのに泣きそうになった。
その犬は、種類は違っていたのだけれども、その逝った弟と雰囲気が
そっくりだった。撫でたときの顔の向き方。白髪交じりの鼻筋、優しい目、
誰が近づいても嫌な顔一つしないところも。
僕は心から彼らの死に目に会えなかったことを悔やむ。
何故にあの時いれなかったのだろう。
どんな顔して逝ったのだろう。
カールが逝って、自分もまた逝くまで彼がどんな想いで10日を過ごした
のだろう。
僕はどうしても折り合いをつけることが出来ない。